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さよならいいこ

私は私だもの

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恐怖の三が日

個人的な話

その日姉と実家に帰った私は、薄暗い部屋のこたつにたたずむ、ほの白く光るおかっぱの少女を目撃しました。

 

人相の悪いその少女を見なかったことにしたくて窓際に目をそらすと、結露した窓に

 

 

「しね しね」

 

 

と書かれていました。

 

 

 

 

「「いやああああああ」」

 

 

姉とふたり家を飛び出し、半狂乱で近所のお店の人に相談をし、退魔師に連絡をとったところ、

 

「料金的にも手間的にも、引っ越した方が早い。」

 

と言われました。

 

しかし親の持ち家を勝手な判断で売ることなどできない私たちは、帰る場所もないため泣きながら元いた家に帰ることしかできないのでした。

 

 

おかっぱ娘と不吉な文字。

 

さっきは気のせいだったと思いたい。

 

そんなふたりの願いもむなしく、飛び出す前となんら変わらない家の風景がそこにはありました。

 

私たちはそれでもなんとか現状を打破したくて、必死で泣きじゃくりながら明かりをつけて、

 

「しね しね」

 

と書かれた窓を

 

「じゅわ じゅわ やきにく」

 

に書き換え、一晩中狂ったように陽気な焼肉ダンスを踊る羽目になったのでした。

 

 

 

 

 

・・・

 

 

起きたら昼でした。

実際の私には姉などいなければ実家もありません。

 

大晦日に作ったおつまみを食べながらアニメを観たり、

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みんなで新年会で鍋を囲んで、

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 おなかもいっぱいになり眠っていたようです。

平和です。

 

 

初夢なんて信じません。