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さよならいいこ

私は私だもの

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就活生時代内定0だったけど自力で金儲けしたおっさんの話

悩める会社員

はじめに

私が就活生だった頃、白と黒の画一的な人混みの中に飛び込むことが気持ち悪くてしかたがなくて、3社ぐらいしかまともに受けられませんでした。

 

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「自分が疑問を持つことにみんなは疑問を持たないから就職できるんだ。」

 

と思っていました。あるいはみんな、疑問を持った自分を隠すのが上手いから世の中でもやっていけるんだと考えていました。今でもそれは、ある種正しい考えであったと思います。私はその後、誰でも入れるブラック企業でなんとか2年居座り続けたけれど、結局どうにも我慢できなくて辞めてしまいました。

 

ニートとして過ごしていると、ニートの友達がたくさんできます。最早ニートという言葉でひとくくりにすることは難しいのではないかと思うぐらい、みんないろいろな過程を経てプーな生活を送っています。今日はその中で一番衝撃的だったおっさんの話をしようと思います。

 

理系で教授推薦で面接に行ったのに内定0

いくら就職難とはいえ、理系できちんと勉強した人間には教授がいい就職先を推薦してくれるものです。推薦で落ちることなんてそうそうありません。しかし彼は落ちました。全て最終面接まで行ったのに落ちたのです。逆に一体何をすれば落ちるというのでしょうか。

 

彼は正直者だったのです。たとえるなら雪印で社長に向かって、

 

「僕は森永の方が好きなので御社を森永のようにします。」

 

と言ってしまったらしいです。ちなみに「言ってしまった」というのはあくまで私の印象で、彼はいまだにそれについて悪びれる様子がありません。たぶん自覚がないだけでもっといろいろ余計なことを言ったのではないかとすら感じられます。さて、そんな彼になぜ森永を受けなかったのかと聞くと、

 

「自分から見て森永には改善点がないのでわざわざ自分が入社する必要がない。変わりがきく仕事なんてやりたくない。」

 

と判断したらしいです。なんと偉そうな新卒。そもそも会社なんてみんな変わりがきく仕事をしているから、ほいほい辞めるししょっちゅうどこかで引き継ぎが行われているというのに。彼の理屈はそもそも会社に向かないと思います。 

 

おっさんのその後

おっさんはその後自営業を営みました。あるときはバーを始めて、ライブバーなのに無音を貫きながらアイリッシュウイスキーを提供し、

 

「海で溺れた味がします。」

 

などと説明していました。本人は音楽に興味がない上に下戸で酒もあまり詳しくないのですが、そのままでも経営って成り立つんですね。びっくりしました。

またあるときはサブカルの店を営み(これも興味なかったらしい)、またあるときは経営不振の飲食店のコンサルをしました。そうこうしているうちに紙媒体を電子化する事業を先駆けで行って一発当て、今はウッハウハでニートという名の高等遊民として過ごしています。

結局彼は、せっかく学校で学んだ知識は全く生かさず金を稼いだというわけです。

 

おわりに

彼は正直者で鼻につく協調性のない人間ですが、実力だけはありました。人事や他人の要求に従うことは壊滅的にできないけれど、ビジネスを考えるとき、ありとあらゆる需要を見つけ出すことには長けていました。それは言うなればセンスで、簡単に他人が真似できるものではありません。実際私が会社を辞めて生活していく上では全く参考にならない生き方だったけれど、ひとつ世界が広がったような、そんな気がしました。

 

そして最後に、私の頭の悪いたとえのせいで当記事でちょっとした風評被害みたいなっている雪印に「嫌いじゃないよ、いつも使ってるよ。」という敬意を込めて、適当に商品を貼っておきます。

 

雪印乳業 北海道バター   200g[冷蔵]

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